インプラント:後悔しないための「価値」と「安心」の仕組み
目次
- インプラントとは?
- 「高い買い物」だからこそ、中身を全部お話しします
- 口腔外科専門医・指導医「外科屋」としてのインプラント ロングインタビュー
3-1「木を見て森を見ず」はNG!長持ちインプラントのため「敢えて切らないフラップオペ」の手
3-2外科医の基本は「直視直達(ちょくしちょくたつ)」「切った、張った、縫った」
3-3「インプラントの安定度を測れる機械」があるんです
3-4話すことも大事な治療 - インプラントの「メリット」と「あえて語るデメリット」
- 【徹底比較】20年後、一番「おトク」なのはどれ?
- 知って得する!「医療費控除」を使えば、実質的な負担は減らせます!
- 最後に:指導医に施術してもらえる歯科医院は、なかなかない
- 教えて!マモルグリーン インプラントQ&A
1.インプラントとは?





インプラントとは、虫歯や歯周病で失ってしまった歯の代わりに、チタン製の人工歯根をアゴの骨に埋め込み、その上に人工の歯(かぶせ物)を装着する治療法です。
最大の魅力は、「自分の歯のように噛める喜び」を取り戻せること。
入れ歯のようにズレる・痛いという心配がなく、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要もありません。
2. 「高い買い物」だからこそ、中身を全部お話しします
「インプラント・・・いろいろな歯医者さんでやっているけど、どこでやるのが良いのかしら。」
その疑問や不安にお答えするために、当院はインプラントの「内情」を包み隠さず公開します。
インプラントは10年、20年と長く使い続ける「入れて終わり」の治療ではありません。
入れてその時だけ噛めればOK、ではないのです。
当院の口腔外科医は、日本口腔外科学会の「専門医」「指導医」であり、博士(医学)でもあります。
外科のプロフェッショナルとして、私たちがなぜあえて手間のかかる「フラップオペ(切開手術)」にこだわるのか。
包み隠さずお話しします。
3.口腔外科専門医・指導医「外科屋」としてのインプラント ロングインタビュー

インプラントは様々な広告があり、いったい何を信じたらいいか分からない治療の最たるものです。
では、手順も含めてじっくりお話ししてきますね。

口腔外科
西原
3-1「木を見て森を見ず」はNG!長持ちインプラントのため「敢えて切らないフラップオペ」の手順

先生は、日本口腔外科学会の「専門医」「指導医」※、さらに博士(医学)でもあるとのこと。そんな先生のインプラントのこだわりを教えてください。
インプラントは、「拡大鏡」を付けると全体が見えない・・・埋入(まいにゅう:インプラントを入れる事)する部分だけではなく「口腔内全体」を見て手術をしないと「木を見て森を見ず」になるので、若手の先生には基本的につけるなと言ってます。
実は、今まで「フラップレス」は1回もやったことないんです。
(フラップ=歯ぐきの切開して骨を露出させる)
短時間で終わるインプラントは、大体「フラップレス」です。

口腔外科
西原

時間は短い方が良いと思うのですが、何かデメリットがあるんですか?
はい、これからお話ししていきましょう。
まずインプラントの手術のプロセスを知ってもらう方がいい。

口腔外科
西原
1.(準備)CTのデータをもとに「サージカルガイド」を作る

CT(※)のデータをもとに(下記の画像)、「サージカルガイド」を作ります。
ここ(指で指しているところ)に入れたい場合、サージカルガイドに合わせてアゴの骨を削って、最後にネジ(インプラント体)を入れればいい。

口腔外科
西原
(※)歯科用CT「ベラビュー X800+」を活用した精密インプラント治療
当院では、インプラント治療の安全性を極限まで高めるため、歯科用CTの最高峰モデルであるモリタ製「ベラビュー X800+」を完備し、精密な3次元診断を行っています。
インプラント手術において、顎の骨の厚みや密度、神経・血管の正確な位置を把握することは欠かせません。
ベラビュー X800+は、従来の2次元レントゲンでは困難だった骨の立体構造を圧倒的な高精細画像で描き出し、埋入位置や角度のシミュレーションをミリ単位で行うことを可能にします。
撮影データはクラウドで管理されており、診察室のモニターで患者様と一緒に画像を確認しながら、納得感のある治療計画をご説明いたします。
最先端の機種による確かなエビデンスに基づき、リスクを最小限に抑えた安心のインプラント治療を提供いたします。
2.(準備)サージカルガイドが出来上がる

3.(当日)歯肉を切る
骨の手前に歯肉があるので、まず歯肉を切開します。(①)
「サージカルガイド(上記写真)」に合わせて、骨を専用のドリルで(下記画像)削っていきます。

口腔外科
西原


おお!ネットで見たことはありますが、本物は初めてみました!
4.(当日)ドリルで骨に穴を開け、インプラント体を埋入&蓋をする
【フラップオペ:歯ぐきの切開して骨を露出させる手術】
骨の手前に歯肉があるので、まず歯肉を切開します。(①)
歯ぐきの中を削っていくと(②)、そこにインプラントが入れられる(③)。
ここに最終的にふたをして(④)、縫えば(⑤)当日はそれでおしまい。

口腔外科
西原


こんなリアリティのある説明、初めてです。
3-2外科医の基本は「直視直達(ちょくしちょくたつ)」「切った、張った、縫った」
「歯を支える骨」があれば、埋めるのは早いです。
どちらかというと、インプラントの周りの「歯肉の縫合(ほうごう:縫う)」⑤ の方が難しい。
今日もインプラント手術をしたけど、外科医として傷口をちゃんとキレイに閉じるんです。
これを端折ると、7分で終わる、それが「フラップレス」。

口腔外科
西原

患者的には、7分で終わった方がいいんですが・・・。
何でやらないのか?というと、CTはあくまでも「画像」だから、ホントにそうなの?ということもある。
開けてみたら「思ったよりも骨があったね」「思ったよりも骨がないね」どっちもあるんです。
フラップレスは骨を見てないから「(骨が)ないね」ということに、気付けない。

口腔外科
西原

骨がないことに気づかないままインプラントを入れちゃったら、大変ですよね。(汗)
そうなのそうなの。
そういうことが起こるので、やっぱり「外科屋」というのは「直視直達(ちょくしちょくたつ)」が基本、骨の状態が見たいんです。
今日も、骨は思ったよりもあったんだけれど、外側の骨が思ったよりも吸収(きゅうしゅう:骨がやせていること)してました。
インプラントは骨の中に全部埋まっているんだけど、実際には「(骨が)薄いな」と思ったので人工の骨を足しました。

口腔外科
西原

その日でその日、骨が足せるんですね!
そう。
今日は「フラップオペ」だったから(骨を)足せたけど、「フラップレス」だとそういう事が全く分からない。
骨を足すこともできないし、足りているかどうかも分からない。
患者さんにも「壁にネジを打つのと全く一緒ですよ」説明をしています。
削ったら、削りカスが出ますよね。
削りカスを集めて、自分の骨だから移植することも出来るんですよ、と。
例えば、壁が硬かったら、ヒビが入ったりするじゃないですか。
フラップレスじゃ、ヒビが入っているのかどうか分からない、見てないから。
だから、本当の外科の先生は、フラップレスはやりたがらないと思う。
見たものを一番信用しているから。
CTなどの画像検査は必要ですが、目の前で見て、目の前で起こっていることにどれだけちゃんと対応できるか?で、勝負しているんです。
フラップレスは簡単だけど、本当にそれで大丈夫なの?という症例が出てくるはずなんです。
実は大学病院では、開業医のリカバリーが多いんです。
外科の基本は「切った、張った、縫った」です。
外科医は、いろいろな骨の状態がある事を知っているから、それを見ないと怖い。
だからうちは、あえてフラップレスはやってない。
実は当院でもリカバリーをしていて・・・上部構造(かぶせ物)が壊れている、埋入(まいにゅう)位置がおかしい、でも「治療は終わりだ」と言われたと。
インプラントが入った瞬間は噛めるのですが、早期にダメになった時は「メンテナンスが悪い」という話になるという話を聞きました。

口腔外科
西原

インプラントは「入れた瞬間だけを見ればいい治療」じゃないんですね。
あと、医院によっては「松竹梅」の様にスイス製や日本製、韓国製を分けて金額を変えているところがありますが、当院は何種類ものメーカーのインプラントを使い分け、患者さんに一番合うものを選んでいるので、メーカーによって金額が変わることはないです。
患者さんに結構質問されますが「患者さんにぴったり合うものを使ってやっています」と説明しています。
傷を閉じるのは難しいけど、閉じられる技術があるんだったら「フラップオペ」でいいんです。

口腔外科
西原

開いたところの始末が出来る「手技」と「目」があれば。
「口腔外科としてのインプラント」という話だと、そこに行くんです。
フラップレスは僕は全然お勧めしない、症例さえ選べばいいんですけれど、なかなか難しい。
5年後10年後20年後のために、ちゃんと基本通り、骨をしっかり確認して、インプラントを入れるのが、長持ちのためのこだわりです。

口腔外科
西原
3-3「インプラントの安定度を測れる機械」があるんです

今時は「オステル」という機械があるんですよ。
これは超音波で、埋めたインプラントに特殊な棒をつけて「安定度」を測ることが出来るんです。
この数値が「70を超える」=「インプラントを使っていいですよ、噛ませていいですよ」という数字です。
昔はこういう機械がなかったら、以前は歯を作るのに下顎(かがく:下のアゴ)は最低でも3か月、上顎(じょうがく:上のアゴ)は骨が柔らかいから4か月待ってかぶせ物を作ってたけど、今はこれがあるからほとんどの症例で3か月後にかぶせ物が完成しています。
これを使うことによって、期間は短縮できています。

口腔外科
西原
3-4話すことも大事な治療

インプラントのトラブルは、1か月以内に起こる。
インプラントは、患者さんに「異物」を埋めているわけだから、そこはしっかり見ないといけない。

口腔外科
西原

確かに、インプラントは「異物」ですね。
若い先生にも言ってるのは「インプラントは患者さんに異物を入れる・・・かぶせ物を乗せるのではなく、骨の中に埋め込むんだから」と。
人間の体に埋め込むものは全部「インプラント」です。
人工関節、人工レンズ・・・長く使うためには、しっかり診ておかないとダメ。
だから「フラップレス」じゃなくて「フラップオペ」にするし、よく他の骨に影響が出ないようによく診ろよ、と後輩に言ってます。

口腔外科
西原

・・・確かに先生は「指導医」ですね。
前の医院の9年間で、かぶせ物まで入ってからダメになった人は一人もいないです。
インプラントを入れて1か月はしっかり診るので、かぶせ物まで入って早期にダメになるということは滅多にないです。

口腔外科
西原

なんか、スッキリしました!
はい。
話すことも大事な治療だと思っています。
分からないこと、不安に思っていること、ざっくばらんに聞いてくださいね。

口腔外科
西原
4. インプラントの「メリット」と「あえて語るデメリット」
いいことばかりを並べるのはフェアではありません。
納得して選んでいただくために、両面を詳しく解説します。
インプラントのメリット
天然歯に近い噛み心地
アゴの骨と結合するため、硬いものもしっかり噛めます。
残っている歯を守る
他の歯を支えにしないため、お口全体の寿命を延ばします。
見た目の美しさ
歯肉との境目も自然で、人前で笑うことに自信が持てます。
デメリット・リスク
外科手術が必要
体への負担や、術後の腫れ・痛みが生じる場合があります。
自由診療(自費)
保険が適用されないため、初期費用が高額になります。
治療期間が長い
骨と結合するのを待つため、数ヶ月〜半年の期間を要します。
メンテナンスが必須
自分の歯以上に丁寧なケアをしないと「インプラント周囲炎(歯周病のような病気)」で抜け落ちるリスクがあります。
5.【徹底比較】20年後、一番「おトク」なのはどれ?
「インプラント、費用面も気になる・・・」
歯を失ったときの治療法「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」のおおよその目安は下記のとおりです。
| 比較項目 | インプラント(自費) | 入れ歯(保険) | ブリッジ(保険) |
| 初期費用 | 約45万円〜 | 数千円〜 | 数千円〜 |
| 耐久年数 | 10年〜20年以上 | 3年〜5年で作り直しも | 7年〜10年程度 |
| 周りの歯への影響 | 負担ゼロ(守る) | バネをかける歯に負担 | 両隣を削る必要がある |
| 向こう20年間は? | 実はメンテナンス料のみ | 修理・作り直しの累計 | やり直し・抜歯のリスク |
6. 知って得する!「医療費控除」を使えば、実質的な負担は減らせます!
医療費控除とは:
1年間の医療費が10万円を超えた場合、税金が戻ってくる制度です。
インプラントは、「美しくなりたい」(審美目的)だけでなく「しっかり噛むため」の治療なので、国も認めています。
実際に戻る額の概算など、詳しくは「料金表」のページをご覧ください。
7. 最後に:指導医に施術してもらえる歯科医院は、なかなかない
歯を失った際、従来の「入れ歯」や「ブリッジ」という選択肢は、どうしても残っている健康な歯に負担をかけてしまいます。
1本失った場所を補うために、隣の歯を削ったり、バネで支えたり……。
その結果、数年後には隣の歯まで失ってしまうという「負のサイクル」に陥る方が少なくありません。
この連鎖を断ち切ることができるのが、「インプラント」です。
インプラントは周囲の歯に頼らず、独立・自立するため、あなたの大切な天然歯を守り抜くことができます。
年を重ねても美味しくご飯が食べられる、これ以上歯を失わない・・・インプラントは「歯のドミノ倒しを進めない」ための治療です。

8. 教えて!マモルグリーン インプラントQ&A
Q. 歯ぐきを切らない流行りの「フラップレス」をしない理由は?
外科の基本「直視直達」、つまりアゴの骨の状態を直接目で見て、確実性を高めるためです。
画像データ(CT)で全ては判別できないので、開いて、見て、その場で骨を足すなどの的確な処置ができます。
10年20年と長持ちさせるためにはどうしたらいいか?を常に考えています。

マモル
グリーン
Q. インプラントが骨と着いたかはどう判断しますか?
専用機器「オステル」を使い、安定度を数値で測定します。
医師の勘ではなく、超音波による客観的な数値で「インプラントと骨との結合」を確認します。

マモル
グリーン
Q. ・・・インプラント、やっぱり怖いです。
口腔外科専門医・指導医の西村は、麻酔で博士号を取得しています。
寝ている間に終わる「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」でのインプラントも可能です。
お気軽にお尋ねください。
詳しくは、インタビューの中で触れています。

マモル
グリーン
























