舌痛症(ぜっつうしよう)

ベロが痛い場合って、どこで診てもらえばいいんでしょうか?

歯医者さんなんです。

マモルブルー

えー!ベロのことが歯医者さんなんですね?

歯科の中でも「口腔外科」というのがあるんです。
ベロをはじめ、口の粘膜・・・ほっぺの内側や上アゴなどを診てくれてるのが、口腔外科、です。

マモルブルー

舌痛症を診てくれる歯科医院は少ないと思いますが。

そうですね、当医療法人では10年以上前から診ています。
当院では、舌痛症までに至るほかの要素も検査します。
ベロが痛い原因は舌痛症以外にもあるので、検査して、舌痛症の診断された場合は、大きな医療機関に紹介することも可能です。

マモルブルー

大きな医療機関?

東京科学大学に有名な先生がいらっしゃいます。
専門家に連携が取れますので、安心してご来院ください。

マモルブルー

目次

  1. 見た目には異常がないのに、舌がピリピリ・ヒリヒリする
  2. 舌痛症(ぜっつうしょう)とは?
  3. なぜ痛むの? 舌痛症の主な原因
  4. 当院で可能な検査・診断
  5. 舌痛症の特徴/口内炎との違いは?
  6. 院長からのメッセージ
  7. 教えてマモルレッド 舌痛症Q&A

1. 見た目には異常がないのに、舌がピリピリ・ヒリヒリする

「舌が火傷したように痛い」
「常にピリピリする」
鏡で見ても赤くない、傷もないのに、しつこい舌の痛みに悩まされている方は少なくありません。
それは「舌痛症(ぜっつうしょう)」かもしれません。
「原因がわからないから」「気のせいだと言われたから」と一人で抱え込まず、まずは当院にご相談ください。

2. 舌痛症(ぜっつうしょう)とは?

舌痛症とは、舌の表面に炎症や潰瘍(かいよう)などの明らかな見た目の変化がないにもかかわらず、舌(した:ベロ)に慢性的な痛みやしびれを感じる状態です。
40代〜70代の女性に多く発症しますが、最近は若い世代や男性の受診も増えています。

舌痛症の主な症状

  • 舌がヒリヒリ、ピリピリと焼けるように痛む
  • 食事中や何かに熱中している時は痛みを忘れていることが多い
  • 朝よりも夕方から夜にかけて痛みが強くなる
  • 味覚がおかしい(渋みや苦味を感じる)気がする
  • 口の中がネバネバしたり、乾いたりする感じがする

3. なぜ痛むの? 舌痛症の主な原因

当院では、痛みの種類を大きく「3つに分類」し、適切な検査と治療、必要に応じた専門医療機関へのご紹介をしています。

1. 侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)

炎症や外傷など、目に見えるトラブルがある状態です。

入れ歯・歯による傷(びらん・潰瘍)

入れ歯が合わなくて口の中が傷ついている、欠けた歯・虫歯が舌に当たって傷ついている状態です。

  • 当院での治療: 入れ歯の調整、欠けた歯の修復、マウスピース(ナイトガード)による保護、軟膏や漢方薬の処方。

アフタ性口内炎

一般的な口内炎です。

  • 当院での治療: 軟膏の塗布、うがい薬の処方。

口腔カンジダ症(お口のカビ)

免疫力の低下や唾液不足により、お口の中の「カンジダ菌」が増殖し、舌が赤くなる病気です。

  • 当院での治療: 検査(菌の採取)後、抗真菌薬を処方します。

口腔乾燥症(ドライマウス)

加齢、薬の副作用、全身疾患(シェーグレン症候群)などで唾液が減り、舌が擦れて痛みます。

  • 当院での治療: 生活習慣・食事指導、唾液腺マッサージのレクチャー、シェーグレン症候群の検査・診断。

平滑舌(へいかつぜつ)・舌乳頭(ぜつにゅうとう)の萎縮

鉄分・亜鉛・ビタミンB群の不足などにより、舌の表面のザラザラがなくなり、ツルツルになって痛む状態です。

  • 当院での治療: 血液検査による栄養状態の確認、食事指導、鉄剤などの処方。

難治性のびらん・潰瘍、扁平苔癬、舌がん

なかなか治らない傷や、白い粘膜の付着、硬いしこりなどは精密検査が必要です。

  • 当院での対応: 初期診断と検査を行い、必要に応じて速やかに大学病院等の高次医療機関をご紹介します。

2. 神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)

神経そのものがダメージを受けたり、圧迫されたりして起こる痛みです。

  • 三叉(さんさ)神経痛: 顔の感覚を司る神経のトラブル。鋭い痛みが特徴です。
  • 舌咽(ぜついん)神経痛: 舌の奥や喉、耳の奥に走る痛み。
  • 当院での対応: 提携の高次医療機関をご紹介し、連携して投薬治療などを行います。

3. 心因性疼痛(しんいんせいとうつう)

明らかな異常が見当たらないにもかかわらず、脳が痛みを感じてしまう状態です。

舌痛症(ぜっつうしょう) /口腔内灼熱感症候群

検査をしても異常がない場合、これらの病名がつきます。
「悪い病気(がん等)ではない」という診断が出るだけでも、安心感から症状が和らぐ方も多くいらっしゃいます。

  • 特徴: 更年期の女性に多く、ストレスや不安が影響することもあります。
  • 当院の目標: 痛みをゼロにすることに固執せず、コントロールしながら「日常生活の質(QOL)を上げる」ことを目指します。
  • 専門外来の紹介: 心理的な要因が強い場合は、心療内科等の専門医と連携を図ります。

4. 当院で可能な検査・診断

「なぜ痛いのか」を明確にするため、当院では以下の検査を行います。

検査内容対象となる主な症状
唾液量検査ドライマウス(口腔乾燥症)の疑い
口腔内細菌検査口腔カンジダ症の疑い
血液検査栄養不足(亜鉛・鉄)、シェーグレン症候群の診断
心理テスト舌痛症の診断・心理的要因の確認
歯科用CT検査歯や顎の骨の中に隠れた異常の確認

舌の痛みは、原因によって対処法が全く異なります。
自己判断せず、まずは当院へお気軽にご相談ください。
専門的な視点から、痛みの原因を一緒に探していきます。

5. 舌痛症の特徴/口内炎との違いは?

舌痛症(ぜっつうしょう)の特徴

舌痛症は、下記のような特徴があります。

項目内容・特徴
主な症状舌がヒリヒリ、ピリピリ、ジリジリと火傷のように痛む
見た目の変化ほぼ無し(赤み、腫れ、傷などが目立たない)
痛みの持続性3ヶ月以上、1日2時間以上の痛みが続く慢性的なもの
起こりやすい人40代〜70代の女性に多い(更年期以降)
痛みの変化朝よりも夕方〜夜にかけて強くなる傾向がある
食事の影響食事中は痛みが軽減したり、忘れたりすることが多い
併発しやすい症状口の乾き(ドライマウス)、味覚の異常(苦味など)

「舌痛症」と「口内炎・炎症」、どうちがうの?

同じベロで起きることに「口内炎」があります。
どう違うのか、表にまとめました。

比較項目舌痛症(ぜっつうしょう)一般的な口内炎・炎症
見た目異常なし(きれいに見える)赤い腫れ、白い潰瘍、水ぶくれ等がある
痛みの種類焼けるような、刺すような持続痛触れたり食べ物がしみたりする鋭い痛み
食事の時痛みが気にならなくなることが多いしみて痛くて食べにくい
原因ストレス、神経の過敏、栄養不足など傷、細菌・ウイルス感染、胃腸の乱れ
治癒期間数ヶ月〜年単位の長期的なケアが必要通常1〜2週間程度で自然に治る
市販薬の効果塗り薬などはほとんど効かない塗り薬や貼り薬で緩和・治癒する

6. 院長からのメッセージ

舌の痛みは目に見えないため、周囲に理解されにくく、とても辛いものです。
「これくらいのことで歯医者に行ってもいいのかな?」と遠慮する必要はありません。
舌痛症は、適切な診断と処置で症状を改善・コントロールできる病気です。
お口の違和感を取り除き、毎日のお食事や会話を再び楽しめるよう、私たちがサポートいたします。
どうぞお気軽にご相談ください。

横田院長

7. 教えてマモルレッド 舌痛症Q&A

Q. 見た目に異常はないのに、舌がピリピリ・ヒリヒリ痛むのはなぜですか?

「舌痛症(ぜっつうしょう)」の可能性があります。
舌の表面は何でもないのに、火傷をしたような痛みが続く状態です。
主な原因は、神経の伝達異常、亜鉛・鉄分の不足、ドライマウス、あるいは更年期障害やストレスといった心理的な要因が重なっていることが考えられます。

マモルレッド

Q. 舌がんではないかと不安です。見分ける方法はありますか?

「痛み方」と「見た目」に注目してください。

舌痛症: 痛む場所が日によって変わる、食事中は痛くない、見た目はきれい。
舌がん: 痛む場所が固定されている、硬いしこりや治らない口内炎がある、出血やしびれがある。

少しでも不安がある場合は、自己判断せずにお気軽にご相談ください。
視診や触診ですぐに確認が可能です。

マモルレッド

Q. どのような治療を行うのですか?痛み止めは効きますか?

一般的な鎮痛剤(ロキソニン等)は、残念ながらあまり効果がありません。
舌痛症は神経の過敏反応が関わっているため、主に以下の治療を行います。
お薬による治療: 神経の痛みを和らげるお薬や、漢方薬を処方します。
生活環境の改善: 粘膜を保護するジェルの使用や、ストレスケアのアドバイス。
栄養指導: 不足しがちなビタミンやミネラルの補給。

マモルレッド

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